210726 HALADAの金属資源セミナー -近年の資源と循環の動向-
HALADAの金属資源セミナー
サーキュラー・エコノミー&広域マルチバリュー循環研究会の代表であり、都市鉱山開発およびレアメタルなどにかかわる元素戦略の推進者であり、かつ、関与物質総量(Total Material Requirement)およびLCAに数十年の期間にわたり携わってきた原田幸明が金属資源とその循環の現状および資源効率について語り、応えます。
年に3回程度、異なった内容で、半日のセミナーを予定しています。
2021年度第一回 「近年の資源と循環の動向」 7月26日 13:30 – 16:30
昨年秋の我が国の菅首相の2050カーボン・ニュートラル宣言、今年冬のアメリカはバイデン政権の成立とパリ協定への復帰など、これまで世界のなかで気候危機対応に遅れをとっていた国々も大きくカーボン・ニュートラルに足を踏み出しました。すでにドイツや中国などでは再生可能エネルギーを意識した産業が、従来の自動車に新たな技術集約型産業として活動の場を広げようとしています。このようなカーボン・ニュートラルへの国際的動きの中で注目しておかねばならないのが、カーボン・ニュートラルのための技術イノベーションを支える物質的基盤、すなわちさまざまな金属元素資源です。
簡単な試算では、再生可能エネルギーへの転換でCO2は減らすことができても、それに伴う資源要求は倍増することが予測されています。再生可能エネルギーはその多くを電力エネルギーとして利用しますが、その電気を一番長しやすいのが、金・銀・銅などの金属元素であり、電気をためる二次電池もリチウムなどの金属元素の化学反応を生かすもの、太陽光発電に用いられる化合物半導体の様々な元素や、風力・潮力・水力などの回転エネルギーを電気に転換する発電機のためのレアアースなど、挙げればきりがありません。
今回のセミナーでは、レアアース、再生エネルギー技術関連元素、リチウムイオンバッテリー関係元素、燃料電池関連元素、デジタルテクノロジー関連元素などの近年の動向と供給状態、トレードフローの変化、今後の予測などを歴史的にかつ最新情報で明らかにします。
また、金属資源といえば圧倒的に量の大きいものが鉄です。その鉄が、どのように循環されていくかは、資源循環の観点でもまた、CO2発生を伴う製鉄技術の今後についても重要です。資源循環関係でその基軸となる鉄スクラップの動向については、特別に鉄スクラップの専門家を招いて、その動向を見ていきます。
プログラム
13:30- 14:45 金属資源の動向 原田幸明 CE&MVC研究会代表、物材機構名誉研究員
a) カーボン・ニュートラルと金属資源
b) 導電資源 金・銀・銅 と関連金属元素の動向
c) エネルギー蓄積資源 Li, Co, Ni,等の動向
d) エネルギー転換資源 レアアースの最近の動き
e) IoT資源として注目されるレアメタル類の動向
f) 忘れてはならない、インフラ資源について
14:45-15:00 ブレイクアウト・テーブル少人数グループに分けた状態で休息をとります。気軽な意見交換に活用してください。
15:00-15:15 金属資源の動向に関する質疑
15:15-16:00 鉄スクラップの最新の動向 林 誠一 鉄リサイクリングリサーチ社長
副題 「CO2削減対策としての高炉の電炉化とスクラップ」
16:00-16:30 総合討論
1630- 放課後トーク (複数のブレイクアウトルームも準備します)
形式 ZOOMを用いたオンラインセミナー (youtubeライブ・時差視聴も可)
登録 peatixから 申し込むと ZOOM および youtubeのアクセス情報が届きます。
参加費 30,000円 (ただし CE&MVC研究会の会員、特別会員は無料です。)
連絡先: サステイナビリティ技術設計機構 office@susdi.org TEL,FAX 029-846-5505
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