「地球上の人工物量(ヒューマンメイド・マス)が生物体量(バイオマス)を上回る」

「地球上の人工物量(ヒューマンメイド・マス)が生物体量(バイオマス)を上回る」と題されたエミリー・エルハチャムらによる『ネイチャー』2020年 (12月5日)588(7838):442-444の論文を暫定訳にて紹介します。

 著者は、この論文の末尾において、「本研究は,人間の活動が地球に与える規模と影響を定量化し,評価しようとする最近の取り組みに加わるものである。これらの活動の影響は非常に急激かつ多大なものであり、現在の地質学的な時代を「人新世(アントロポシーン)」と改称することが提案されている。我々の研究は、この提案を厳密かつ定量的に立証するものである。同時に、我々の時代への移行を象徴的かつ定量的に示すことで、この議論に新たな一面を加えている。」 と述べています。

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ちなみに、冒頭の図に、金属資源の採取に伴うTMR(Total Material Requirement:関与物質総量)の累積を並べると
次のようになり、金属資源の採取の影響もバイオマスをしのぐ規模になっていることがわかります。

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