6/18アジア経済済研究所――ERIA共催特別講演会「変容するグローバル・リサイクル・システムと日本」のご案内
以下の取組がアジア経済済研究所ERIA共催で企画されております。
「変容するグローバル・リサイクル・システムと日本」
2017年7月、中国が廃プラスチックや古紙などの再生資源の輸入制限を強化する方針を明らかにし、2018年に入り、その施行が進んでいます。2016年に世界の廃プラスチックの輸入量のうち、中国は約60%を輸入していましたが、2018年2月中国の廃プラスチック輸入量は、2016年に比べ1%を下回る水準まで輸入量が減少しています。この中国による輸入制限は、世界各国のリサイクルへの取り組みにも大きな影響を与えています。欧州や米国、韓国、香港などで、再生資源の回収が滞るといった問題が発生しており、日本でも、事業系の廃プラスチックなどリサイクルが滞っているとことが報道されています。一方、マレーシアやタイ、ベトナムなどでは、廃プラスチックの輸入が増加し、インドネシアやインドなどでは古紙の輸入が増えるなど、再生資源の流れが大きく変わりつつあります。
日本では、輸入手続きの簡素化などが盛り込まれた改正・バーゼル法が2018年10月から施行される予定となるなど、再生資源の輸出入に関する規制が変更されました。また、廃棄物処理法の改正により、これまで輸出されることが多かった雑品スクラップについて、その保管に関しての規制があらたに導入されることとなっています。
本講演会では、これまでのリサイクルの国際化に関する経緯や問題、国際的な規制等を紹介しつつ、中国の輸入規制の強化の背景、その影響、日本国内の再生資源の輸出入にかかわる取り組みについて取り上げます。
皆様のご参加をお待ちしています。
開催日時
2018年6月18日(月曜)13時30分~16時30分(開場:13時00分)
会場
ジェトロ本部5階展示場
(東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル5階)
最寄り駅:東京メトロ 南北線六本木一丁目駅・銀座線溜池山王駅・日比谷線神谷町駅
プログラム
13:30~14:35 講演:「変容するグローバル・リサイクル・システム―中国による再生資源の輸入制限の影響を中心に」
小島 道一(東アジア・アセアン経済研究センター シニア・エコノミス ト)※ジェトロ・アジア経済研究所から出向中
14:35~15:10 講演:「日本におけるバーゼル法・廃棄物処理法の改正と再生資源貿易」
寺園 淳 氏(国立環境研究所資源循環・廃棄物研究センター 副センター長)
15:10~15:25 休憩
15:25~16:30 ディスカッションおよび質疑応答
使用言語 日本語
主催 ジェトロ・アジア経済研究所、東アジア・アセアン経済研究センター
定員 150名 ※定員になり次第、締め切ります。
参加費
一般:4,000円。
アジア経済研究所賛助会正会員、アジア経済研究所賛助会個人利用会員:無料。
ジェトロ・メンバーズ、農林水産情報研究会会員はそれぞれ1口につき先着1人まで無料。2人目より一人4,000円。
学生:2,000円。
※無料枠を超えたお申し込みがあった場合は、その旨当方よりご連絡し、参加希望を確認します。
※学生料金を希望の場合、必ず申し込み時に学生証のコピーの送付をお願いします。送付がない場合、一般料金となります。
※取材・記録のため会場内にメディアのカメラや撮影チームが入る可能性もありますのでご了承ください。
お申し込み方法
下記、ウェブサイトからお申込みください。
http://www.ide.go.jp/Japanese/Event/Seminar/180618.html
お申し込み締め切り日
2018年6月11日(月曜)17時00分 (ただし、定員に達した場合、事前に締め切ります。)
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