210205オンライン タクソノミー・セミナー
EUのタクソノミーとは何か、それどう向き合うか
何をやれば「気候変動対応」になるか?
ESG投資の判断基準はどのようなものか?
先端を行く欧州のグリーン・ディールの見ているものは何か?
などの様々な疑問に答えつつ
オンラインを通じた講師や参加者との新たなつながりづくりも!
主催 サーキュラー・エコノミー&広域マルチバリュー循環研究会
(一社)サステイナビリティ技術設計機構
2020年10月の菅首相による2050年までのカーボーン・ニュートラル宣言は、我が国も産官協力して脱カーボン経済に向かう姿勢を明らかにした。期を同じくして、ESG(Environmental, Social, Governance)投資が急速に進展し、それぞれの企業にとっても、気候危機に対応する取り組みを行っているか、SDGs(持続可能な開発目標)を本気で取り組んでいるか、が社会的な側面のみならず経営的観点からも問われる時代になってきている。
このような中で、気候危機対応経済やESG投資の進んでいる欧州においては、サステイナブル・ファイナンスの概念が鮮明化されつつあり、2020年の3月に、欧州のグリーン・ディール政策と同時期に、欧州委員会が設置したサステナブル・ファイナンスに関するテクニカル・エキスパート・グループ(TEG)が、低カーボン投資促進に向けた市場の動きを加速する環境を構築するため、サステナブル活動の分類基準をまとめた。それが、気候変動緩和および気候変動適応のためのEUタクソノミーである。
タクソノミーとはもともとは「分類学」を意味するものであるが、何がサステイナブル活動であり、何はその対象ではないか、というクライテリアを分類するものとしてその用語が用いられている。すなわち、気候変動適応のためのEUタクソノミーは、カーボン・ニュートラルに向けた経済活動か否かを見極める実質上の基準となりうるものとみられている。
サーキュラー・エコノミー&広域マルチバリュー循環研究会は、もともと適切な物質循環の促進による資源・環境効率の高い経済活動を目指すものであるが、気候変動適応はまさに資源・環境効率の高い経済活動として取り組まれるべきものであり、さらに、本EUタクソノミーが、多くの産業分野において、引き続いて準備されるサーキュラー・エコノミーのタクソノミーと連動することを意識していることから、本タクソノミーにも強く関心をいだき、その訳および分析を行っている。
本セミナーでは、循環経済のみならず、気候危機対応に取り組もうとする企業や団体にとって、このタクソノミーの持つ意味、および、それぞれの産業分野においてタクソノミーは何を提起しているのかを具体的に明らかにし、これからのカーボンニュートラルを目指す取り組みの糧としていただきたいと思っている。
また、本セミナーはオンラインで行うが、理解や実践の立場からの質問を重視し、ブレイクアウト・ルームを活用した参加者同士の意見交換の場や、講師との交流の場なども準備し、異なる企業や団体間でおなじカーボンニュートラルにむけて取り組む人々の興隆の機会になることも期待している。
日時 2021年2月5日 13:30- 17:00
プログラム
1330-1335 挨拶 原田幸明
1335- 1420 「タクソノミーをいかにとらえるか」(仮題) IGES 清⽔規⼦プログラムマネージャー
14:20-14:35 休憩 ランダム・ブレークアウト・テーブル
14:35- 1510「タクソノミー各論 I」 (合)オフィス西田 西田純
1510-1530 休憩 ランダムブレークアウトテーブル
1530-1545 「タクソノミー各論 I」に関する質問
1545-1630 「タクソノミー各論 II」 (合)オフィス西田 西田純
1630-1645 休憩 ランダムブレークアウトテーブル
1645-1700 「各論II および 全体質問」
1700- 放課後 ブレイクアウト
参加形態
ZOOM (定員80名) 双方向参加・交流あり
Youtube聴講 (Live および当日中時差聴講)も可能です。
参加費 2万円
サーキュラーエコノミー&マルチバリュー研究会会員は無料です。
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