2025/04/04 MVCMembers #76 メンバーミーティング 「プラスチックリサイクル原料の規格化案」— プラスチック・マテリアルリサイクル分科会からの提案 —

2025年4月15日

No.76 メンバーミーティングを開催します。

【題目】

「プラスチックリサイクル原料の規格化案」— プラスチック・マテリアルリサイクル分科会からの提案 —

【日時】2025年4月4日(金)13:30-17:00 <ハイブリッド方式:現地会議+Zoom>+懇親会17:00-19:00

【場所】

・現地会議室:

新宿アントレサロンビル3Fセミナールーム

都営新宿線、東京メトロ丸ノ内線・副都心線 「新宿三丁目」駅C8出口徒歩1分

〒160-0022 東京都新宿区新宿2―12―13

・Zoom 会議

・懇親会:うおや一丁

新宿三丁目駅C8出口BYGSビルB1

〒160-0022 東京都新宿区新宿2―19―1

【概要】

プラスチックリサイクルは今、次のステージへ。

持続可能な社会の実現に向け、リサイクルプラスチックの品質と供給安定性を確保するために、プラスチック・マテリアルリサイクル分科会 では、「プラスチックリサイクル原料の規格化」 を進めています。

なぜ、今「規格化」が必要なのか?

現在、多くのリサイクルプラスチックは、バージンプラスチックと同等の性能を目指す方向で開発が進んでいます。しかし、それだけではリサイクルの高度化は不十分です。

求められるのは、「より安定した性能と特性を持ち、量的な確保が可能なリサイクルプラスチック」 を社会に提供できる仕組みです。

本提案の大きな特徴は、リサイクル工程を以下の2段階に分けて整理し、特に①のプラスチックのリサイクル原料の選定・処理段階に焦点を当てている 点にあります。

①リサイクル原料の選定・処理段階 —— 発生物から不要物を除去し、リサイクル原料として適正化するプロセス

②再生プラスチック製造段階 —— 成形加工し、実際に市場に流通させるためのプロセス

さらに、規格化は単なる品質管理のための細分化ではなく、

「A、B、Cといった大枠のカテゴリーを設けることで、リサイクル材の用途や適性を明確にする」 というアプローチを採用しています。

例えば:

✅ Aグレード:プロセス性・有害物質管理が厳格な高品質リサイクル材

✅ Bグレード:使用済みプラスチックなどに多い混合プラスチックで介在物などのリサイクル障害の少ないもの

✅ Cグレード:特定の用途に適した、幅広いリサイクル材

この枠組みによって、使用者・リサイクル業者双方にとってより活用しやすいリサイクルプラスチックの供給を実現する ことを目指します。

今回のメンバーミーティングでは

分科会メンバーによる先行事例・実際の成功事例の紹介 も交えながら、今年度の総会シンポジウムで正式提案予定の「リサイクル原料規格化案」 を提示します。

本研究会のメンバーには、リサイクル材を使用する立場・リサイクルする立場・消費者の立場 それぞれの視点があります。

ぜひ皆さまの知見を持ち寄り、多面的な議論でこの規格化案をさらにブラッシュアップしましょう!

ご参加を心よりお待ちしております!

【アジェンダ】

13:30-13:35 はじめに 挨拶

13:35-14:00 廃プラ原料の規格化の背景について

宮川英樹 プラスチックマテリアルリサイクルWG事務局

14:00-14:45 『リサイクル材の活用のための化学物質管理について』

赤穗 達史氏

所属:RTC リサイクルテクノロジーコンサルティング

役職:代表、樹脂マテリアルリサイクルコンサルタント

リサイクルコンパウンドGL 調色リサイクルの基本特許を部下と出願。

パナソニック、シャープ、東芝、いすゞとクローズドリサイクルを構築する。

日立化成等にリサイクル材供給開始。三菱電機とクローズドリサイクル構築。

日産、本田、トヨタ、岡村、ダイキン、日立、TOTO等にリサイクル材供給。

14:45-15:30『qNTA(quantitative non-targeting analysis)法を用いた、再生プラスチック

中に含まれる化学物質のリスクスクリーニング手法の検討』

榎本剛司(元日本電子㈱に所属)

所属:静岡県立大学、株式会社Quantaris Lab(大学発ベンチャー)

15:30-15:45 休憩

15:45-16:15 討論

16:15-16:45 Zoomを終了し現地会議室だけでフリートーキング

17:00-19:00 懇親会(別場所)

【参加方法】

Peatixの各種チケットをお申し込みください。

・プラスチックマテリアルリサイクルWG現地会議チケット:プラスチックマテリアルリサイクルWGに関連する方、プラスチックマテリアルリサイクルの担当者、 ¥無料

・CEMVC会員現地会議チケット:会員、特別会員、準特別会員(ここ一年講師をお願いした方)、Annual Report購読者、¥無料

・プラスチックマテリアルリサイクルWG Zoomチケット:プラスチックマテリアルリサイクルWGに関連する方、プラスチックマテリアルリサイクルの担当者、→お申込み後Zoom案内送付、 ¥無料

・CEMVC会員Zoomチケット:会員、特別会員、準特別会員(ここ一年講師をお願いした方) 、Annual Report購読者 ¥無料→お申込み後Zoom案内送付、

・非会員現地会議チケット:入会予定者のみ ¥20,000.- 、

・非会員Zoomチケット:入会予定者のみ ¥20,000.- →お申し込み後Zoom案内送付、

・懇親会チケット:会員非会員WG問わず ¥5,000.-

【参加者】

会員、特別会員、準特別会員(ここ一年講師をお願いした方)、Annual Report購読者、プラスチックマテリアルリサイクルWGの方、は無料です。本会は、会員限定です。入会ご希望の方のみ、特別に2万円でご参加下さい。メディア等の方は、非公開です。

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