230705 無料 CEミニテクニカルプラットフォーム 手軽・安価にみんなで温室効果ガス計算を!(SCAT123plus)

2023年8月24日

手軽・安価にみんなで温室効果ガス計算を!(SCAT123plus)

カーボンニュートラルに向けた取り組みが重要となってきている中で、金融や政府・自治体もその取組を推進するための助成や資金制度を打ち出しており、それらに応えていくためにも、会社の大小を問わず、自らの事業に関わる温室効果ガス排出量の把握や、その削減効果のアピールなど、定量的な温室効果ガス排出算定をしておくことが求められてきています。

現在、そのような温室効果ガス算定のサポートやソフトウエアなどがWeb宣伝などでも多数見られるようになっていますが、非常に高額なものや、多くの社内人材を必要とするもの、取引先のエネルギや物質使用など経営的には聞きにくいデータの取得を必要とするものなど、まだまだ発展途上の段階で、多くの会社、特にモノづくりやリサイクルに関わる会社にとっては、なかなか手が出し難いものになっています。

特に、現在強調されている、企業のバリューチェーンでの温室効果ガス(GHG)排出量把握(スコープ3)は、自らの操業データ以外の付き合っている企業の情報が求められるために、一段と敷居が高くなってしまっています。

勘違いが敷居を高くしている
実は、このGHG排出のスコープ3報告に関して、日本中のほとんどの方がたが勘違いをしています。それは、「スコープ3はバリューチェーン、バリューチェーンはライフサイクル、ライフサイクルはLCA、LCAはデータの積み上げ」の連想ゲームで、積み上げていくタイプのLCAをきちんと行わないとGHG排出の算定にはならないと思い込んでいるのです。実は、もっと簡単に、更にいうと日常の業務活動の延長としてGHG排出の把握を行い、社会や行政や金融にアピールし、かつ自らの企業活動分野の強みを生かしたGHG排出削減に進んでいけるのです。

今回はまず GHGプロトコルのスコープ3の捉え方から明らかにしていきます。日本の先進的な方々は、「GHGプロトコルのスコープ3は自分たちの扱っている製品がLCA的にもCO2削減で優れていることを示すのだ!」と思っている人が多いようですが、それが、このGHGプロトコル・スコープ3の敷居をますます高くしています。

ひとつに、GHGプロトコルは、「どんなに頑張っているか」を示すのではなく、GHG削減に向けて取り組む「下準備がしっかりできている」ことを金融や行政などに分からせることに重点があります。GHG排出削減を山登りに例えると、日本の人たちはついつい「どこまで高く登っている」ということを自慢したくなりますが、世界の金融や行政が見たいのは「ちゃんと装備できているか」であり、それが、自らのバリューチェーンでどこに大きな排出がありどこに削減努力を向ければよいのかを定量的に扱えるかということです。

2つ目に、GHGプロトコルのスコープ3は「企業基準」と呼ばれるように、企業など組織レベルでの排出量の算定と報告です。実は、これとは別に「製品基準」というのがあります。こちらは製品毎に算定するために、調達ルートや製造手段の違いなど製品による差異を出していくことが求められるので、「積み上げ」型のLCA的手法が求められます。「企業基準」は企業がGHG排出削減に取り組む準備ができているかに焦点があるので、もっと容易に取り組めるのです。

今回のプレゼンでは、まず、このGHGプロトコルをどのように理解するか、について解説します。

実は簡単、データも整備されている
ここまでみたように、GHGプロトコル・スコープ3の標準書、ガイドライン書を精読すれば、もっと簡単に取り組むことができます。しかも、環境省などでは、「算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧」などのデータベースも公開や紹介されています。

基本的には、 (対象期間の活動量)x(排出係数) を 対象とする経済行為に対して積算すればよいのです。

このような計算は、計算ソフトが得意とするところで、今回紹介するのは、先述したGHGプロトコル・スコープ3を精読し、そこにに本来求められている部分に対して最低限の十分条件に縛り込んだ、計算ソフトSCAT123(Simple Co2AccounT for scope 1,2 &3)です。

SCAT123の特徴は、
1. GHGプロトコルのスコープ3が求める要件に対応している。

2. 同プロトコルでも認められ、環境省のデータベースとして紹介されている環境拡散型産業連関データを組み込んでいるため、基本的に自社の購入・販売・役務などの取引情報だけでバリューチェーンGHGが算定できる

3. 技術の専門家の専属配置なくても、購入・販売・役務などの財務情報を転用してGHG算定に資することができる。(生成型AIによる、購入項目からの該当産業分類推定機構組み込み)

4. エクセルシートを使用するため、入力データが俯瞰的に管理でき、さらにグラフィカルな出力がおこなわれる。
などの特徴があります。プレゼンテーションの中盤では、取り扱い方を含めてこれらを紹介していきます。

PLUS リサイクルによる削減貢献
先述したように、GHGプロトコル・スコープ3は、「GHG削減に向けてどのくらい前に進んだか」、ではなく、「GHG削減に向けて動き出すためにちゃんと自分の関係する排出ぐらい計算できるよ」を示すものです。そのため、リサイクルによる削減効果やバイオマス利用など、マイナスの排出と呼ばれる「控除」は「スコープ3算定でやってはならず、別途レポートする」ということになっています。

そこで「装備が整ってる」だけでは満足できない日本人として、SCAT123は、スコープ3では入れられない、リサイクルによるGHG開出削減貢献も、計算できる部分を付加し、それをSCAT123PLUSとして 同様にソフトウエア化 しています。 プレゼンの最後は、そのSCAT123PLUS の計算方法を紹介いたします。

おまけ
当日、ZOOM参加いただいた方には、パスワード有効期間制限付きのSCAT123PLUS用エクセルシートを試用のためにチャット配布いたします。なおZOOM参加は90人を上限とします。

Time table
14:00-14:50 GHGプロトコル・スコープ3の正しい読み方

15:00-15:50 SCAT123(AIサポートつき)の使い方

16:00-16:50 リサイクル貢献報告 SCAT123PLUS の説明

16:50-17:00 SCAT123シリーズ 利用支援コンサルタントのご紹介

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