2025/06/20 MVCmembers#77 メンバーミーティング「リバーシトーク:サーキュラーエコノミーと金融」
No.77 メンバーミーティングを開催します。
【テーマ】「リバーシトーク:サーキュラーエコノミーと金融」
【趣旨】
サーキュラーエコノミーの推進には金融が大きな役割を持つと期待されています。また、社会が変わることは金融にも大きなチャンスをもたらします。しかし、現在のサーキュラーエコノミーやESG投資の方向性ははたしてマッチングしているのでしょうか。もしかすると、お互いに勘違いの片思いや過剰な期待さらには相手への課題のすり替えが起きているのではないでしょうか。そこで今回は、サーキュラーエコミーと金融、それぞれの視点からお互いを見つめ、議論する場を作りたいと思います。題して、「リバーシトーク:サーキュラーエコノミーと金融」です。
【日時】2025年6月20日(金)14:00-17:00ハイブリッド方式
<ハイブリッド方式:現地会議+Zoom>
+懇親会17:00-19:00
【場所】
・現地会議室:
新宿アントレサロンビル3Fセミナールーム
都営新宿線、東京メトロ丸ノ内線・副都心線
「新宿三丁目」駅C8出口徒歩1分
〒160-0022 東京都新宿区新宿2―12―13
・Zoom 会議
・懇親会:うおや一丁
新宿三丁目駅C8出口BYGSビルB1
〒160-0022 東京都新宿区新宿2―19―1
地図同封
【西田:概要】
サステナブルファイナンスを俯瞰すると、それぞれのレイヤーで進捗が見られるが、他方で地に足の着いた議論は必ずしも前進しているとは言えない部分がある。このテコ入れは重要ではないか。気候変動、生物多様性がいずれもクレジット化の議論を進めようとしているところ、循環経済はそもそも有価物の取引を中心として発達して来た分野なので、同様の意見は強くない。むしろCE会計など、具体的な実務のための基盤整備へと舵を切るべきである。本日はこれについて報告する。
1.CE会計とはCEに貢献する企業の事業実態を把握してその貢献内容を簡潔に可視化するための手続き論である。現行の企業会計を大きく変えるものではなく、付加的な分析の加筆が中心となる。
2.CE会計の意義CEへの貢献度を数値化することによって、客観的論拠に基づいたCEに関する経営者の主張を展開できる。
3.CE会計を考える上での論点
(ア) 循環性流動資産の評価
(イ) 設備投資と循環性流動資産の関係
(ウ)売上構成比率の評価
(エ) 循環性売上原価の評価
(オ) 脱炭素と循環性
4.今後の進め方関係各方面との意見交換と方法論のとりまとめ
5.展望脱炭素と生物多様性に関するクレジットが流通し、循環経済が企業評価に反映されるようになることで、これまでになかったサステナブルファイナンスのインフラ整備に一応のめどが立つものと期待される。
【後藤:概要】
循環型社会を実現するためには、経済や生活に定着し、利便性や経済性を充足している既存のリニア型社会からいかに「移行」していくかが重要である。
循環型社会への移行にあたっては、意識改革と行動変容の重要性は言うまでもないが、技術革新とその社会実装を進めるスマートな移行(トランジション)が鍵となる。
リニア型経済から循環型経済への移行に当たっての社会的課題は多いが、主な課題として①ビジョンと評価基準の社会的共有、②サプライチェーン全体での「協調領域と競争領域」、「役割分担と責任範囲」の再考、③バックキャスティングや不連続性への対応、④ビジネスモデルと規制等の転換促進とそれに対する金融慣行の整合、があげられる。
金融は循環型経済への移行において重要な役割を果たすことが期待されている。循環型社会への移行金融におけるポイントは①社会全体のシステムチェンジ、企業のビジネスモデルの転換を実現する、②サプライチェーン全体の連携と強化につながる支援を実行する、など金融のあり方の転換にもかかわる。
本日の研究会では、金融機関での取り組み事例も交え、循環型社会へ移行の課題解決に資する金融のあり方や具体的な商品についての話題を提供し、参加者の間での議論を深めたい。
【アジェンダ】
14:00-14:10 挨拶
原田幸明 CEMVC研究会 代表
14:10-15:00 「サーキュラーエコノミーから見たサステナブルファイナンスの現状と課題」
西田純 オフィス西田
15:00-15:05 休憩
15:05-15:55 「循環型社会への移行を支援する金融を考える」
後藤文昭 三井住友信託銀行
サステナビリティ推進部 Technology Based Financeチーム 担当部長
15:55-16:00 休憩
16:00-16:25 意見交換
16:25-16:45 Zoomを終了し現地会議室だけでフリートーキング
17:00-19:00 懇親会(別場所)
【参加方法】
Peatixの各種チケットをお申し込みください。
・CEMVC会員現地会議チケット:会員、特別会員、準特別会員(ここ一年講師をお願いした方)、Annual Report購読者 ¥無料、会員No.必ずご記入下さい
・CEMVC会員Zoomチケット:会員、特別会員、準特別会員(ここ一年講師をお願いした方) 、Annual Report購読者 ¥無料 →お申込み後Zoom案内送付、会員No.を必ずご記入下さい
・非会員現地会議チケット:入会予定者のみ ¥20,000.- 、会員No.欄に 非会員と必ず記入下さい
・非会員Zoomチケット:入会予定者のみ ¥20,000.- →お申し込み後Zoom案内送付、
会員No欄に 非会員 と必ずご記入下さい
・懇親会チケット:会員非会員問わず ¥5,000.- (会員No. or 非会員 とご記入下さい)
【参加者】
会員、特別会員、準特別会員(ここ一年講師をお願いした方)、Annual Report購読者は、無料です。本会は、会員限定です。入会ご希望の方のみ、特別に2万円でご参加下さい。メディア等の方は、非公開です。
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