230614 日本各地の技術を、北欧で再製造の技術に進化させるには
無料CENo.4ミニ・テクニカル・プラットフォーム
【日時】2023年6月14日(水)15時30分から17時:Zoom会議
【題目】第4回 日本各地の技術を、北欧で再製造の技術に進化させるには
【概要】
サーキュラー・エコノミーは物質が循環するだけでなく、ビジネスと消費が毛細血管のように幾重にも絡み合うことで資源をより有効に使い社会の活動度を上げていく新しいビジネスモデルです。そのためには、従来の方式では売るための商品づくりに一方向で収斂していたモノづくり技術を、多様な需要や使用そして再使用の要求にこたえていくことが重要です。しかし、私たちは、依然として売るためのモノを大量に作ることが効率的であるという発想に縛られてしまいます。そこで、必要となるのが、多様な技術やシステムの発想を外から持ってくるオープン・イノベーションが求められます。それを支える一つの手段が、オープン・イノベーションのための情報プラットフォームです。特に、モノづくりの技術はこのプラットフォームで、モノのメンテナンス、修理、劣化防止、リファービッシュなどへと大きく展開していきビジネスチャンスを広げることが期待されます。
サーキュラーエコノミー&広域マルチバリュー循環研究会では、まず研究会の中から、そのようなプラットフォームを試行的に試みようと思っており、「ミニ・テクニカル・プラットフォーム」と名付けて、オンラインでのフリー参加できる、技術の紹介や、技術の需要、期待などを紹介し合える場を試みたいと思います。
なお、より広範に人や技術、解決すべき課題と出会えるように、視聴はオープンとし、ZOOMとともにyoutubeを用いますが、技術の提供や、要望は基本的に研究会の会員からの発案に限らせていただきます。
今回(第3回)は、オシンテック:小田一枝様から話題を提供いただきます。
この研究会テーマ「マルチバリュー循環」を中心に据えた話題提供をさせていただきます。
弊社が展開する教育・研究事業「探究インテリジェンスセンター」が提携したスウェーデンのシンクタンクIntelligence Watch(在マルメ市)では、日本と北欧が産業構造の観点からも地政学の観点からもより強いパートナーシップを結べるとした政策提言を行い、それが元となって「ジャパンハウス」という日本との連携拠点をマルメ市に作るプロジェクトが進んでいます。Intelligence Watchからはその第二弾として本年4月に「北欧のサステナブル・テック・バナナから日本への招待状」という、日本に向けた共創のメッセージを含むレポートが発表され、わたくしどもからも、そこに呼応する返答レポート「日本とともに螺旋的発展を -製造技術は北欧で再製造の技術になる-」を発表いたしました。これは、「マルチバリュー循環」の技術を北欧にもたらすことができるという内容で、主にリマニュファクチャリングについて述べています。デンマークをはじめとして、北欧はデザイン(単なる意匠ではなくUXやビジネスデザインなどを含む)が浸透しており、マルチバリュー循環についてもモデルを作ることを得意としています。日本各地にある力強いモノづくりや3Rを支えてきた基礎技術とかれらのデザインとの組み合わせを生かせば、マルチバリュー循環に近づけるのではないでしょうか。
ご参加の皆様と、そこに横たわる様々な問題はもちろん、どのような方法で実現できるかなど、建設的な議論ができることを願っております。
みなさまのご参加、および これからのご発案、ご提案に期待します。
【アジェンダ】
15:30-15:35 挨拶
原田幸明 CEMVC研究会 代表理事
15:35-16:25 日本各地の技術を、北欧で再製造の技術に進化させるには
小田一枝 ㈱オシンテック
探究インテリジェンスセンター研究員
16:25-17:00 意見交換
録画アーカイブ
ディスカッション
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