談論風爽の視点

テーマ 「After/with Coronaの持続可能社会へのトランジション」

scope
 世界的パンディミックはこれまで経済を動かすうえで大きな役割を果たしていた「贅沢」を削り、ヒトに本当に必要な経済・社会とは何かを問う機会を私たちに与えてくれています。いまこそ、「持続可能性」として概念的に目指していたものを、より具体的な経済行為として具現化していく時だと思われます。そのようなアクションに向かうためのインスピレーションとセレンディプティを得ることのできる場、そのような場にこの「談論風爽onZOOM」がなることをめざしています。

keywords

サーキュラー・エコノミー(Circular Economy)、ESG(Environment, Social, Governance)、自然資本、脱炭素ビジネス、循環ビジネス、サービサイジング・ビジネス、地域共生ビジネス、デジタル・テクノロジー(IT,AI)応用、持続可能型モノづくり、イノベーションの社会受容、企業の社会的責任、シナリオプラニング・分析、幸せとは、お金とは、等々。

season IからIIIで出てきた視点を、整理した「談論風爽」からの提言です。

トランジションに向けた発想のトランジション(転換)を!

2021年1月 「談論風爽」参加者有志

 

気候変動、新型コロナ禍、ヒトはこれほどまで自然に愛されない存在になってしまったのか? 地球に愛され共存し、ヒトの中でも平等に喜びを分かち合える時代へのトランジションのスタートとするための10の視点。

 

  1. 2050年カーボンニュートラル、本気になって実現できる基盤が整っているかから始めよう。
  2. 循環経済は、ヒトと自然の間の循環の視点で資源採掘や廃棄物を忘れずに見ていこう。
  3. 「モノ」を作って「コト」を売る、という視点でのビジネスの見直しを進めよう。
  4. フローの経済の発想から、豊かさをもたらすストックを活かす経済とは何かを考えよう。
  5. デジタル(電子空間)トランスフォーメーションは、情報の大量生産社会を生み出す。それに対する新しいコミュニケーションのありかたも考えていこう。
  6. 地域への分散。地域創成のなかから、生まれてくる/埋もれていた自然資本との共存や、共有体(コモンズ)の価値を見出していこう。
  7. 多様な文化、自然感が交流できるコミュニケーションを、批判力が養える成長の場を。
  8. 既往組織のムラ意識からの脱却と、セイフティーネットとしての良きムラの形成を。
  9. 「SDGsのために何ができるか」ではなく、SDGsの目標のなかで企業や地域の長期目標を見出していこう
  10. 自分(自社)が何ができるかも重要だが、周りの人と協力したら何ができるかに目を向けよう。

 

参考資料

聴講者の興味あるキーワード (season Iで登録時に選んでいただいたキーワード毎の滞在時間です。)

参考資料II

Season I 最終トークでの参加者アンケート結果
a) 将来の日本像をどう見るか

b)

下図の様に誰もが将来の心配なく心からやりたいことを楽しめる社会を目指すとして、何が重要だと思うか。

回答