- 環境省は、中長期的に大幅なCO2排出削減に資する技術を社会に導入していくために、将来的な地球温暖化対策強化につながり、各分野におけるCO2削減効果が相対的に大きいものの、民間の自主的な取組だけでは十分に進まない技術の開発・実証について、民間企業、公的研究機関、大学等からの提案を募集し、外部専門家から成る評価委員会において選定し、委託又は補助により実施する
- 公募期間:平成30年1月11日(木)~平成30年2月9日(金)
- 温室効果ガスの削減の推進と将来的な地球温暖化対策の強化に貢献することを目的
- エネルギー対策特別会計による予算 (排出後の吸収および海外事業は対象外)
- ① 交通低炭素化技術開発分野、
② 建築物等低炭素化技術開発分野、
③ 再生可能エネルギー低炭素化技術開発分野、
④ バイオマス・循環資源低炭素化技術開発分野、
⑤ 社会システム革新低炭素化技術開発分野 - 1課題あたりの単年度の予算額は3千万円~5億円程度(補助金は事業費ベースで補助率1/2以内)
- 期間 原則として3年度以内
- (SBIR)
- 二次公募 H30は 6/21締め切り H29は三次もあり 10/23まででした。
各技術分野
- ① 交通低炭素化技術開発分野 運輸部門の低炭素化を図る技術開発・実証を対象とします。例えば、今後の普及が期 待される電気自動車(EV)・ハイブリッド車(HV)・燃料電池車(FCV)等の普及促進・ 性能向上や、鉄道等の自動車以外の運輸部門におけるエネルギー効率の向上のための 技術開発・実証を対象とします。
- ② 建築物等低炭素化技術開発分野 家庭部門、業務その他部門の低炭素化を図る技術開発・実証を対象とします。例え ば、建物の設備機器の省エネ化・再生可能エネルギーの導入等による、住宅やオフィス におけるエネルギー効率向上、ゼロエミッション化のための技術開発・実証等を対象 とします。
- ③ 再生可能エネルギー低炭素化技術開発分野 太陽光、風力、小水力、地熱等の再生可能エネルギーの導入促進に貢献する技術開 発・実証を対象とします。例えば、太陽光発電の光電変換効率向上や再生可能エネル ギー由来の水素から発電する燃料電池高性能化のための技術開発・実証等を対象と します。
- ④ バイオマス・循環資源低炭素化技術開発分野 廃棄物系等のバイオマスの利活用や資源循環により低炭素化を図る技術開発・実証 を対象とします。例えば、廃棄物系バイオマスの収集から利用までのシステム全体の、 低炭素化・低コスト化等の技術開発・実証を対象とします。(バイオマス・循環資源等 の入手から最終的な利用までのライフサイクル全体での温室効果ガス削減率がベース ラインシナリオと比較し50%以上と想定されるものに限ります。)
- ⑤ 社会システム革新低炭素化技術開発分野 社会システムを低炭素型へと革新する技術開発・実証を対象とします。例えば、 水 素・バッテリー・キャパシタ・蓄熱による蓄エネ技術や、IoT・AI・ビッグデータ解析 等の技術を改良等して活用し、エネルギーインフラ・情報インフラ・物流等のCO2排出 源となっている社会システムを、自立分散化・高効率化・省資源化等により高度化する ことで、低炭素型へと革新する技術開発・実証を対象とします