地球環境・地域環境の保全、関連する科学的知見の蓄積および学術の振興に寄与し、環境研究分野の産学連携、社会経済の持続的発展に貢献するすることを目的に、鉄鋼製造、鉄鋼製品ならびに鉄鋼副産物にかかわる環境保全技術、環境影響評価及び環境創造技術等の研究開発への助成事業として、 鉄鋼製造、鉄鋼製品または鉄鋼副産物に関わる環境技術等の研究開発について、日本国内の大学、高等専門学校、独立行政法人研究所、公立研究所、公益法人等に所属する研究者に対する一般公募型の研究助成
募集期間 2019 年 4 月 1 日から 5 月 27 日まで
応募資格
(1) 一般研究助成:原則として、日本国内にある組織(大学・企業等の法人又は実体のある任意団体、 以下同)に所属する研究者 (2) 若手研究助成:日本国内にある組織に所属する研究者で、2019 年 4 月 1 日現在満年齢 39 歳 (2年計画で申請する場合は 38 歳)以下の者
(1) 大気環境保全技術
① 大気環境対策技術の省エネルギー化、低コスト化及び高効率化 ② 水銀等重金属類の低減技術 ③ 微小粒子状物質(PM2.5)の対策技術
(2) 土壌・水質保全技術
① 水処理技術の省エネルギー化、低コスト化及び高効率化 ② 排水中重金属の除去・回収技術 ③ 土壌・地下水汚染に関する測定技術、影響評価及び浄化技術 ④ 閉鎖性海域の環境対策技術
(3) 副産物の利用促進技術・廃棄物の効率的処理技術
① 鉄鋼スラグ(高炉スラグ、転炉スラグ、電気炉スラグ等)の利用技術及び高付加価値化技術 ② 鉄鋼ダスト、鉄鋼スラッジ、鉄鋼スラグ、廃レンガの減量化、減容化、再利用技術 ③ 水銀汚染廃棄物の効率的処理技術
(4) 地球環境問題
① 鉄鋼製造プロセスにおける抜本的な二酸化炭素排出削減技術 ② 未利用エネルギーの有効活用技術 ③ 二酸化炭素の分離・固定化・隔離技術
(5) エコプロセス
① 環境汚染物質の発生を抑制・極小化する鉄鋼製造関連技術 ② 循環型社会の構築に資する鉄鋼関連技術
特に関心のある技術課題 上記技術課題の中で、現在、鉄鋼関連で特に関心があるのは以下の課題です。 (1) 水銀・微小粒子状物質(PM2.5)の対策技術 (2) 水処理技術の高効率化 (3) 鉄鋼スラグ(高炉スラグ、転炉スラグ、電気炉スラグ等)の利用技術及び高付加価値化技術 (4) 水銀汚染廃棄物の効率的処理技術 (5) 鉄鋼製造プロセスにおける抜本的な二酸化炭素排出削減技術
助成研究の実施期間は、原則として 2019 年 11 月から 2020 年 10 月までの 1 年間とします。一般 研究助成の研究期間は 3 年以内で、また、若手研究助成の研究期間は 2 年以内で申請できる