エコマテリアル・フォーラム2016年度年会シンポジウム
熱電発電の社会応用 ―低温度排熱活用への期待と課題―
主催:(一社)未踏科学技術協会 エコマテリアル・フォーラム
共催:(国研)物質・材料研究機構
日時:平成28年7月25日(月)
場所:東京都千代田区立日比谷図書文化館大ホール
趣旨:
1990年代以降、地球温暖化問題の重要性が世界的に認識されるようになり、注目を集めているのが熱電発電である。地球温暖化対策としてエネルギーの有効利用を促進するためには、エネルギー利用機器の変換効率を高めることと共に、排熱として放出されている熱エネルギーの回収利用が鍵となる。熱電発電は300℃以下でも動作して小型で可動部がないため、小回りの利く便利な発電技術として注目される。蝋燭ラジオ、熱電腕時計、ファンヒーターなどニッチな用途では製品化されているが、市場を形成するには至っていない。
熱電発電の民生応用の課題は何か?適切な利用方法は何か?何がポイントになるのか?この課題に取り組むことで、排熱の有効利用によるCO2排出量の削減を目指し、今年の6月に「熱電発電研究会」をエコマテリアル・フォーラム内に設立した。「熱電発電研究会」の基本的な考え方と取組みを紹介し、多くの方々と課題と方向性を議論することを目的として、本シンポジウムを開催する。
(プログラム案)
12:30~12:35 開会あいさつ フォーラム会長 原田幸明
12:35~12:40 「熱電発電研究会」設立について フォーラム幹事長 篠原嘉一
12:40~12:45 「熱電発電研究会」代表者挨拶 (国研)物材機構 磯田幸宏
12:45~12:55 ご挨拶(産業応用に向けて) NEDO 楠瀬暢彦
12:55~13:05 ご挨拶(農業応用に向けて) (国研)農研機構 福田浩二
13:05~13:35 熱電発電のこれまでの歩みとこれからの展開 杉原科学技術研究所 杉原 淳
13:35~14:05 地域分散エネルギーに関する土湯の取組み ㈱元気アップつちゆ 加藤勝一
14:05~14:35 熱電発電に関する取組み ㈱KELK 八馬弘邦
14:35~15:05 体温で動作する心臓ペースメーカーの試作 静岡大 木村元彦
15:05~15:20 (休憩)
15:20~16:45 座談会 ―排熱活用への期待と課題― 司会:篠原嘉一
パネリスト:杉原 淳(杉原科学技術研究所)
中村恭之((有)フロンティアマテリアル)
八馬弘邦(㈱KELK)
飯田 努(東京理科大学)
磯田幸宏((国研)物材機構)
16:45~16:50 閉会あいさつ (一社)未踏科学技術協会理事長 木村茂行
17:30~ (懇親会)
参加費:無料(フォーラム会員)、1,000円(共催団体職員)、2,000円(非会員)
講演資料集:2,000円(参加費には含まれません)、懇親会:4,500円
なお、事前登録・事前発券制で当日支払いはありませんのでご注意ください。
登録は こちらから http://susdi.org/wp/event/reg725/