都市鉱山メダル等ラインアップ

 

2020東京オリンピック・パラリンピックのみんなのメダルプロジェクトは成功裏に終わりましたが、携帯電話機など使用済み小型家電のリサイクルの取り組みは現在も継続されています。そのようなみんなの思いのある小型家電をリサイクルした記念に地域や団体のスポーツイベント商品や記念品などとして残していこうとして取り組みが広がってきています。
なかには、オリンピックと同じような銀をベースにした金の厚膜メッキで仕上げたい本格企画や、あまり予算もないので都市鉱山から回収された金でメッキさえされていれば低価格で済むものがよい、といった取り組みもあります。

そこでこれまで都市鉱山メダルを推進してきた(一社)サステイナビリティ技術設計機構では、都市鉱山から金を効率よく回収する金のマテリアル・リサイクル技術を持った会社の技術陣と相談して、どのようなメダルが作成可能かを整理してみました。

 

次の図がそれで、いくつかのオプションの種類があります。自分たちの自治体や団体がどのような都市鉱山メダルが欲しいか、これを見て相談(office@susdi.org まで)いただければ幸いです。

都市鉱山メダル類はまず、基本的に4種類あります。

 

Mシリーズは、オリンピックと同じように金銀銅の3種類を作ろうというものです。

取り分けても A1は、オリンピックと同じ銀をベースにして金をメッキします。しかし、銀がたくさんいるので小型家電から全部賄うとするとたくさんの小型家電を集めねばなりません。そこで、小型家電の中に比較的多く含まれている銅を機人にしたものがA2です。

 

D1、D2、D3はメダルの図柄のデザインで、何もないプレーンがD1、すでにデザインをお持ちでそれを基本的に転写すればいいだけの場合がD2、デザインから相談したい場合がD3になります。

 

この元となる小型家電などをどのように集めるかがCの選択肢です。C1は自分たちで集めたもので作ろう、ということで、2018年に(国研)物質・材料研究機構でのメダルの施策のために金をとり出したときはこの方式でした、C2は自治体の小型家電リサイクルを積極的に活用するやり方です。自治体主催のイベント商品などに適しています。C3はリサイクルしてものであればそのルートは問わないという簡単なもので、すでにリサイクル工場に集まってきている電子基板などから回収した金属を使用します。

 

Gのシリーズは、金メダルだけが欲しい場合です。これは教育や展示用に向いています。

A1,A2は金銀銅メダルと一緒ですが、A3としてすでに製造している金メダル(A3-D4-C3)もあります。それは2018年の都市鉱山バッグ運動の記念品として作成した都市鉱山金メダルです。ちなみに20,000円でお求めになります。

 

Pのシリーズは、都市鉱山からの金ならメダルにこだわらないもので、机上プレートや栞など多様な形態が可能ですし、低コストでできます。

B2ステンレスほ基板にするとエッチングによるデザインなども容易ですが、すべてリサイクルにこだわると、同じくリサイクルで得られた銅を基盤としてつくるB1になります。

プレートだけでなくホルダケースも要求される場合が多いと思い、E2のプラホルダも準備します。同じプラでもリサイクルで得られたプラを使うことE3も検討中なのでご相談ください。

 

S 金箔は、携帯電話機などを高温で溶かしたりしない金のマテリアル・リサイクルであるがゆえに準備できるものです。金閣寺などに代表されるように金は非常に薄い箔にできます。箔にすると、地域の祭りの飾りへの利用なども含む様々な活用が可能となります。また小瓶に入れて、ちょっとした飾りや、教材に活用することも可能です。

 

いろいろな都市鉱山メダルとその応用製品のラインアップをご紹介しました。ぜひ皆さんの地域や団体のSDGsに関連する取り組みのシンボルや、環境教育の教材してご活用ください。具体的なご相談は office@susdi.org まで メールでお問い合わせください。