19/8/30NEDO「バイオマスエネルギーの地域自立システム化実証事業/事業性評価(FS)、実証事業」

(1)概要

バイオマスエネルギーの利用拡大を推進するためには、熱利用等を有効に図り効率よく運用するとともに、地域の特性を活かした最適なシステム化が必要です。NEDOでは利用拡大のための技術指針・導入要件を策定するため、下記の事業をそれぞれ実施します。

  • 〔1〕地域自立システム化実証事業/事業性評価(FS)(委託事業)
  • 〔2〕地域自立システム化実証事業/実証事業(助成事業)

(2)事業期間

  • 〔1〕地域自立システム化実証事業/事業性評価(FS)(委託事業)
  • 〔2〕地域自立システム化実証事業/実証事業(助成事業)
    2018年度~2019年度

 

〔1〕地域自立システム化実証事業/事業性評価(FS)(委託事業)
事業内容
バイオマスエネルギー利用に係る設備機器の技術指針、システムとしての導入要件を改
訂するため、バイオマス種(木質系、湿潤系、都市型系、混合系等)ごとに、FIT 制度や
補助金等に頼らない事業を念頭においた事業性評価(FS)を実施します。
なお、本公募対象は事業性評価(FS)のみであり、実証事業は対象外となります。(背
景・目標、事業内容等の詳細については、「基本計画」をご参照下さい。)
具体的には、事業性評価(FS)では、健全な事業運営を実現するために、以下の内容
などを実施いただきます。
長期的な燃料調達の計画策定(バイオマス種:林地残材、食品廃棄物、農作物非食
用部、下水汚泥、家畜排せつ物等)
長期安定したエネルギーの需要先の確保
長期安定稼働させるための設備の基本設計
システム全体のコスト分析
長期にわたる事業収支
資金調達の検討

〔2〕地域自立システム化実証事業/実証事業(助成事業)
バイオマスエネルギー利用に係る設備機器の技術指針、システムとしての導入要件を策定するため、
実証事業を実施します。詳細は基本計画を参照すること。
今回は、FIT制度に頼らない事業を対象とし、既に公的機関(NEDO、関係府省庁等)の事業性
評価(FS)を経た案件で、かつ、現在、NEDOが実施している「バイオマスエネルギーの地域自立
システム化実証事業/実証事業」に類する案件※以外の案件に関して、技術的先進性や地域特性の活用
が図られ、その普及性のバランスを考慮したシステム構築を目指し、助成事業終了後の事業化を目的と
した実証事業を行います。
具体的には、地域の実情に応じて(地域の農林業・畜産業と合わせて多面的に推進)、燃料コストの
低減や熱電併給等の課題解決に資する、経済的に自立した持続可能な「事業モデル」の構築に取り組み、
低コスト構造を構築し、自立化への道筋を見いだすべく、例えば以下の事業内容について、実証事業を
実施する。
① 未利用の地域木質バイオマスを活用した小規模熱電併給
② 脱FITを見据えた既存バイオマス発電所からの排熱利用
③ ①、②以外であって、燃料コストの低減や熱電併給等の課題解決に資する、経済的に自立した持
続可能な事業

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です