190130 #5 プラスチックをどうする!

2019.1.30 MVC研究会メンバーミーティング No.5

プラスチックをどうする I

今度のMVC研究会メンバーミーティングは、物質循環を考えるうえで大きな問題となるプラスチックを取り上げます。

現在、世界的にマイクロプラスチックの問題が大きく取り上げられ、ストローやレジ袋など日常生活においてプラスチック使用の代替や抑制の取り組みが急速に広載っています。しかし、プラスチックの循環の問題はいまに始まった話ではなく、循環型社会が唱えられ始めた段階から物質循環の成否を担う課題として取り組まれてきました。

現在の日本ではサーマル・リカバリーが主体になっていますが、CO2削減やサーキュラー・エコノミーの視点からするならば廃棄物処理的な視点からのリニア・エコノミー的な要素の強いサーマル・リカバリーは全体のプラスチック循環の中できちんと位置付けて議論されるべきです。また、サーマル、ケミカル、マテリアルとしての循環の方向性を考え、その残存価値を引き出すうえで、現在「プラスチック」として一括して扱われていることの多い再生原料が、リサイクルというプロセスの中で、どの程度まで再利用特性をもった材料として分離可能なところまで技術が到達しているのかを踏まえて議論されるべきです。

以上の視点から、「プラスチックをどうする」第一弾は、マイクロプラスチック問題へのタイヤ鵜も含めたプラスチック循環の今後の方向性について、産業技術総合研究所の加茂氏から問題提起をしていたたくとともに、リサイクル技術特に選別技術の権威である早稲田大学の大和田先生に現在のプラスチック選別技術についてお話をいただき、意見交換をしたいと考えています。

そのあと新年初の取り組みですので、交流会も予定していますのでよろしくお願いいたします。

講師  産業技術総合研究所 資源生成化学研究グループ   加茂 徹 上席主任研究員

「プラスチック循環の問題点とこれからのあり方」(仮題)

講師  早稲田大学 環境資源工学科  大和田 秀二 教授

「プラスチックはどこまで選別できるか」   (仮題)

日時:2019年01月30日(水)13:30-16:30

場所:ハロー貸し会議室神保町10F

〒101-0052東京都千代田区神田小川町3-10新駿河台ビル10F

申し込み  https://mvc18-5.peatix.com

非会員も 会に興味のある方は1万円で参加できます。

 

最近の投稿

新着記事

2023日本スウエーデンラウンドテーブルの報告書

2023年10月16日株式会社オシンテックの主催で、サーキュラーエコノミー広域マ ...

欧州バッテリー規則に対するパプコメ意見の紹介

欧州のバッテリー規則に対するパブリックコメントを紹介します。 バッテリー規制の最 ...

CE(Circular Economy)は何を目指すのか

CE(Circular Economy)は何を目指すのか 2023年12月30日 ...

230705 無料 CEミニテクニカルプラットフォーム 手軽・安価にみんなで温室効果ガス計算を!(SCAT123plus)

手軽・安価にみんなで温室効果ガス計算を!(SCAT123plus) カーボンニュ ...

230614 日本各地の技術を、北欧で再製造の技術に進化させるには

無料CENo.4ミニ・テクニカル・プラットフォーム 【日時】2023年6月14日 ...