2019/01/23 SusDi技術交流会

あたまでっかちの技術たちを、みんなで使える技術に

第一回SusDi技術交流会

サステイナビリティ技術設計機構(SusDi)では、これからの持続可能な社会をつくるために役立つ技術や、それを象徴する技術を社会の中に大きく伸ばしていくことを考えています。そのような人間や自然に根差した技術や、一般にエコと言われる環境に配慮した技術には、様々な優れた着想やアイデアや技術要素がありながら、モノづくりの技術や市場形成と結びつかずにアイデア倒れで終わっていくものがたくさんあります。 SusDi技術交流会では、得てするとせっかくの着想や技術がせまいループの中で閉じて大きく展開するチャンスを失いかねない、いうならば「頭でっかちの技術」をモノづくりに関わる皆さんに紹介して、いっしょに大きく化けさせていく機会にしていきたいと思っています。

この交流会を機に、幅広い目で、その技術の特長を知っていただき、使い方・作り方をいっしょに深め、あちこちで使われるような製品化への道を探れればと期待しています。

今回の紹介技術

1. 漆ブラック調バイオプラスチック
日本の誇る天然素材技術「漆」の美しさをプラスチック、しかも植物から製造したバイオプラスチックで再現しました。そのために日本最高の漆工の方の協力を仰ぎ極力「漆」に近い色あい、風潮を追求しています。しかも漆の弱点であった耐久性も大きく克服しており、肌に触れるアクセサーなどにも漆調が使用可能になっています。
外国の方に漆を知ってもらう機会ですが、多様な購入者に合わせて、ていねいにカスタマイズできる製造技術との出会いを期待しています。

  1. 和紙や天然繊維の素材を生かしたコーティング技術シルクテック

柔らかいガラスで天然素材の繊維を包み込む技術です。類似の技術ではガチガチに固まったり、有害物が含まれたりしますが、そのようなことはなく、包み込んだ繊維をやさしく、柔らかく、水や破損から守ります。左の折鶴も折りたたんで封筒に入れてプレゼントしても問題ありませんし、提灯も川で水にぬれても大丈夫です。
この技術を使って、紙や木などの和の素材の良さを商品として広めてくれる方がたとの出会いを期待しています。

  1. オリンピックメダルの施策にも使われた都市鉱山メッキ技術

東京オリンピックのみんなのメダルプロジェクトの実現にも貢献した、携帯電話機やパソコンから金を取り出してそれをメッキする技術です。オリンピックのメダルだけでなく、下関海峡マラソンや京都マラソンのメダルにも使われた技術です。メダルだけでなく栞のような金属薄板にメッキすることも可能です。地域のリサイクルと結びついた取り組みなどへの活用を願っています。

どうしてもメダルのイメージが強のですが、栞の例のような様々な活用例が考えられると思います。様々な金属加工製品に都市鉱山メッキを行うことも可能です。

  1. プラスチック梱包材の超簡単な封止弁

注入口の先に二枚のプラスチック・フィルムをつけるだけで内部のガスが外に漏れなくなるという超簡単な封止弁の特許があります。浮き袋などに使われているような封止弁をつけることなく空気の出し入れできるプラスチック袋を作ることができるので、梱包前後は小さく収納できますし、発泡スチロールなどでの梱包の代替にもなり、プラスチック使用の削減にも貢献できる封止弁です。この特許を使って、梱包材などに適用してもらえたらと思っています。

第一回SusDi技術交流会は、2019年1月23日 タワーホール船堀 4F :研修室で1330-1615です。

モノづくり中小企業の方は参加費は無料です。

参加申し込み、お問い合わせは サステイナビリティ技術設計機構事務局 office@susdi.org
TEL 029-846-5505     担当 原 080-2678-5174(携帯) まで

申し込みは

https://susdi190123.peatix.com/ からお願いします。

終了後 7F展望レストランで懇親会を行います。(会費 5000円程度)

主催

(一社)サステイナビリティ技術設計機構

http://susdi.org

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする